台風被害を未然に防ぐ!外構設備の事前点検で家族と財産を守りましょう

多治見市・可児市の皆様、台風シーズンが近づいてまいりました。近年、台風の大型化により、思わぬ被害を受けるケースが増えています。台風対策をしっかりしておかないと、飛んだパネルが自宅や車にぶつかって破損したり、近隣に被害をもたらしたりするリスクがあります。今回は、台風シーズン前に必ず行っていただきたい、フェンス・カーポートの点検ポイントをご紹介します。

1. なぜ事前点検が重要なのか

台風被害の実情

最近では今まで雪が降らなかった地域でも雪が積もる日が多くなりました。また、台風の規模も年々大きくなっています。外構設備は常に風雨にさらされており、経年劣化により強度が低下している可能性があります。

予防の効果

被害を受けた屋根の多くが、シーズン前に点検や保守を実施していれば未然に防げた可能性が高いと考えられます。事前の点検・メンテナンスにより、多くの被害を防ぐことが可能です。

2. カーポートの点検チェックリスト

屋根材の状態確認

カーポートには、屋根材だけが外れる構造になっているのをご存じですか?これは安全設計の一環ですが、適切な状態を保つことが重要です。

チェックポイント:屋根材の固定状況:屋根材と母屋材などを固定しているビスがゆるんでいないか
ひび割れ・破損:ポリカーボネート板に損傷がないか
変色・劣化:紫外線による材質劣化の確認
たわみ:不自然な変形がないか

支柱・フレームの点検

支柱の垂直性:台風や雪の後はカーポートの支柱がゆがんだり、天井が外れかけたりするかもしれません
基礎の状態:支柱が基礎にしっかり固定されているか
金属部の腐食:カーポート本体の柱や部材が腐食していないか
ボルトの緩み:柱や部材を固定しているボルトがゆるんだり、外れたりしていないか

雨どい・排水の確認

雨どいに枯葉や泥が詰まると排水が流れないので、雑巾と細かい棒などで取り除いてください。

チェック項目:詰まりの除去:落ち葉や泥の除去
破損状況:雨どい本体の損傷確認
排水テスト:実際に水を流して排水確認

3. フェンスの点検ポイント

支柱の安定性

グラつき確認:手で軽く押して異常な動きがないか
基礎周りの点検:コンクリート基礎のひび割れや欠け
支柱の腐食:金属製の場合は錆の進行状況

パネル・板材の状態

固定金具の緩み:ビスやボルトの締まり具合
材質の劣化:木材の腐朽、樹脂の劣化
変形・破損:不自然な曲がりや割れ

目隠しフェンス特有の注意点

目隠しフェンスに台風対策を!風を受けやすい目隠しフェンスは特に注意が必要です。

4. 台風前の準備作業

カーポート周辺の整理

カーポート近くに置いてあるガーデニング用品や子どものおもちゃ、柱に立てかけてあるシャベルや自転車の空気入れなどの小物は、強風で飛んでしまうかもしれないので家の中に入れましょう。

移動すべきもの:

  • ガーデニング用品
  • 子供のおもちゃ
  • 工具類
  • 自転車・バイク
  • 植木鉢
補強対策

片持ちタイプのカーポートなら、台風前にサポート柱を追加するという方法もあります。

利用可能な補強材:

  • サポート柱(着脱式)
  • 屋根材補強部品
  • 屋根材ホルダーというものもあります。樹脂製の屋根材の場合、強風を受けるとたわんでしまい、外れてしまうことがあります。屋根材ホルダーはこの変形を防ぐための軽金属の部品

5. 専門業者による点検の必要性

高所作業の危険性

屋根材の補強は高所での作業になります。安全のため、メーカーや専門業者に依頼することをおすすめします。

専門的な判断

気になる箇所があれば専門業者などに相談し、対応してもらいましょう。経験豊富な専門家による詳細な診断が安心です。

6. メンテナンスの頻度とタイミング

定期点検のサイクル

カーポートは屋根や外壁と同じように常に雨風にさらされているので、できれば、年に1~2度ほど、点検を兼ねて掃除するのがベストでしょう。

推奨スケジュール:

  • 春(3-4月):冬の影響確認・台風対策準備
  • 秋(9-10月):台風シーズン後の被害確認・冬対策
特別な環境での注意

幹線道路沿いにカーポートを立てている場合、排ガスの影響で傷みやすくなります。この場合もこまめに点検して掃除しましょう。

7. 火災保険の活用について

火災保険は、建物が火事になったり、台風などによる被害を受けたりしたときのために加入する保険ですが、保険金が給付される対象は建物だけなのでしょうか。実は、建物だけでなく、カーポート、ガレージ、門や塀、垣根、物置、外灯など建物に付属する設備として認められるものも火災保険の対象となっています。

保険申請のポイント:

  • 事前の状態記録(写真撮影)
  • 損害額が20万円未満の場合、保険金を給付しないとしている保険会社が多いので、カーポートが破損した場合は修理の見積もりを依頼し、20万円を超える場合に火災保険申請の手続きをするようにしましょう。

まとめ

台風被害は「起こってから対処」では遅すぎます。台風や雪が降った後はいつもより念入りに点検してください。事前の点検・メンテナンスが、大切な家族と財産を守る最良の方法です。

**斉藤建設では、台風シーズン前の無料点検サービスを実施しております。**専門スタッフが丁寧に点検し、必要に応じて補強工事や部品交換も承ります。お気軽にお問い合わせください。






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